既婚者でありながら、都合のよい新しい出会いを求めるわれわれにとって、選択肢の一つとなるのが「既婚者合コン」だろう。
今回は、その中でもトップクラスの知名度や開催数を誇っている「キコンパ」に参加したリアルな体験を共有したい。
ホームページには、「既婚者同志で楽しく飲み会やパーティをして、これまでにない素敵な出会いを楽しみ、人生を豊かにするための集まりです」と記載されていて、期待に胸が膨らむ一方、警戒心も生まれてくる。
「悩んでいるのであれば、まず行動」がモットーな私は、参加してみることに決めた。
この記事では、参加までのプロセスや当日の様子、感じたことなどを詳しく記載しているので、
「興味あるけど、実際どうなの?」と思っている方の参考になれば幸いである。
参加するまでのプロセス
キコンパとは
「キコンパ」は既婚者を対象とした「合コン」「飲み会」等を企画・運営する老舗の一つである。
全国各地で頻繁にイベントを開催しており、大阪では毎日複数のイベントが開かれていることが確認できる。
男性の参加費は8,000円~10,000円程度であり、やや高い印象をもつ。
しかしながら、少なくとも複数の女性に確実に会うことはできることを考えれば、出会い系やマッチングアプリよりコスパがよいかもしれない。
実際に、私は、コロナ禍前ではあるが、東京の既婚者合コン(他業者)において、一回の参加で、その後に二人の女性と食事に行くことになり、そのうち一人とは関係をもてたケースを経験している。
どのイベントを選ぶべきか?
前述のように、キコンパでは毎日のように複数のイベントが企画されているため、まずは、どのイベントに参加するかを決める必要がある。
各イベントを確認すると、参加対象の条件を微妙に分けているようだが、実質的な違いはほぼないだろう。
なぜならば、明確な数字が記載されていない条件がほとんどだからである。
例えば、「高収入」や「高学歴」といった条件が記載されていても、それがどの程度からかは記載がない。
(唯一、年収1000万超えの高収入エリートという記載のあるイベントは確認できた)
また、年齢に関しても32‐54歳「位」との記載になっているので、幅をもたせていることが確認できる。
実際、私の属性では、ほとんどすべてのイベントにおいて参加者の条件にあてはまるので、みなさんも同じようなものだろう。
一方で、開催形式は特徴が出るようになっていて、主に以下の3つの形式が確認できた。
- 複数対複数方式(基本)
- 1対1方式(男性に人気らしい)
- 大規模パーティー方式(最大60名程度)
今回は、基本的(最も開催頻度が高いという意味で)な複数対複数形式を選んだ。
その他の形式も魅力的ではあったが、1対1形式は、男性の予約が満員で直近で行ける日程がなく(ちょっと怪しい)、また、大規模開催は、女性も複数で参加するケースが多いと考えられ、一人参加は厳しい戦いになるだろうと思い、今回は除外した。
そう考えると、同性で同じような遊びのできる連れを作れば、活動の幅が増えてくるのだろう。
開催日程の選択
私が選んだのは平日の昼間開催である。
そもそも参加できる日程の制約が多い方は、参加可能なイベントは限られてくるだろうが、私の場合は平日は昼でも夜でも都合をつけることは可能である。
(一方で、土日は家族の時間としているし、頻繁に外に出ていくのはリスクがある)
既婚女性の大半は、固定された生活パターンがあるために、昼間出やすい女性は昼間に行われるイベントを選択するだろうし、夜に出やすい女性は夜のイベントを選択するだろう。
そのため、昼夜関係なくイベントに参加できるとしても、その後に「どのような時間帯で会いたいか」や、「どういった生活スタイルや仕事をしている女性と会いたいか」までを考えて、イベントを選択していく必要があると思う。
ちなみに、私が昼間開催を選んだ理由は以下の通りである。
- 昼会っているほうが、家族に疑われにくい
- 昼のほうが、金がかかりにくい(ランチよりディナー代のほうがかかるし、ホテル代も割高になるだろう)
- 昼のほうが、短時間で会いやすい(昼間出てくる女は夕方には家に帰る必要がある)
- フルタイム勤務の女性より昼間にパート等で働いている女性のほうが、話していて楽
偏見がかっていることは認めるが、あくまで自分本位で物事を考えていくことが、このような活動を続けていくためには重要なのである。
お互い無理に合わせる必要はない関係なのだから。
申し込みと費用
どのイベントも参加費は10,000円程度だが、探せば1,000円割引されているイベントもある。
同じイベントなのであれば、安く参加できるに越したことはない。開催日が直近、または、かなり先の日程であれば割引されているケースがあるので、余裕をもってスケジューリングしよう。
申し込み自体は簡単で、ホームページから各種の登録情報を入力するだけである。
氏名の記載には少し躊躇するかもしれないが、これは避けて通ることができない。
当日の様子
会場について
大阪の開催会場は、「大阪の夜景が一望できる展望パノラマ/大阪駅前第2ビル14階」となっている。
以前、別の業者が開催している既婚者合コンに参加したことのある経験から、私はどこかのお店で開催されると思い込んでいた。
しかし、会場に到着してみると、「雰囲気も何もあったもんじゃないな」というのが率直な感想であった。
ただの貸スペースのようなところに机が並べられているだけなのである。
すでに一名の女性が椅子に座って待機していたが、味気ないフロアに一人座っている光景はシュールでもあり、自分もそのように見られるのかと思うと、平日昼間から何してんだよという嫌悪感さえ生じてきた。
とはいえ、引き戻すことはできない。
すでにコストは発生しているのだ。そしてコストは可能な限り回収する努力をしなければならない。
そんな思いを抱きながら、受付で10,000円を支払い、指定した席に座った。
参加者について
参加者は、男6人女6人の合計12人。
それぞれの机に3対3で座り、1時間経つと司会の合図で、男3人が別の机に移動する流れだった。
女性陣6名の印象は以下の通り。
- 明日香キララに似てなくもない30代半ばの女性(おそらく整形。胸はない)
- 爆乳で愛想のよい30代半ばの女性(ぴったりニットで胸を強調)
- 幸薄系の40前後の女性
- 30代後半くらいの太っていて清潔感がない女性
- 友人同士参加の50前後の女性(いわゆる関西のおばちゃん系)
女性6人の中で、上2人は全然あり。幸薄い系は、正直よく覚えていない。
下3人は論外。とまあ、こんな感じ。
これはあくまで予想でしかないが、全然ありの2人は数合わせ?
50前後の二人組は話から常連だと分る。
残り2人が実際に相手を求めて参加してきたくらいかな、と感じた。
ということで、理想的な出会いの場として考えるのは厳しかったという印象である。
参加して得られたもの
もちろん参加して得たいものは、セックスできる相手だ。
彼女でも、セカンドパートナーでもセフレでも呼び方はどうでもよい。
(この辺りをセンシティブに捉える女性は多いので注意が必要ではあるが、要はセックスができる相手なのである)
そして、そういう意味では、今回は残念な結果となった。
お作法として女性全員とLINEの交換は行ったが、その後の約束まで至った相手はいなかった。
(なお、私がLINEを送ったのは全然ありの2人だけで、その2人から返信はなかった。)
以下の理由から、おそらく「キコンパ」への2回目の参加はないだろう。
- おそらく常連、または数合わせに呼ばれた女性が多い
- そもそも参加人数が少ない(他の業者では12対12といったものもある)
- 会場の雰囲気がよろしくなく、ご飯もおいしくはない
要は、10,000円程度のコストに見合わないのである。
そもそも、参加者の定員人数を公表していない点や、同じ会場で、5分違いで違うイベントの募集がされている点等、運営に対する不信も生じてくる。
まあ、これは、何の成果も得られなかった不甲斐ない自分への苛立ちからくる感情かもしれないのであるが、、、
ただし、それでも男女3対3といった複数で話せるのは貴重な機会であるとは言えるだろう。
一度に複数の女性と話すことで、自分の女性に対するニーズが明確になってくる点や、他の男性がどのように異性にアプローチしているかなどを学ぶことだできるという収穫もあった。
まとめ
キコンパの参加を検討している方に正直に言うとすれば、「一度は試してみる価値はあるが、期待はしないほうがよい」となる。
もちろん、私自身は既婚者合コンで成功体験もあるために、タイミングと運が悪かっただけなのかもしれないが、
私自身はしばらくは別の選択肢を試していくことになるだろう。